準備は随分と前からできている。 実際に目にしたことはないが、このセカンドの状況を見るに、まさにそれなのではないかと、キュベロの中で瞬時に答えが固まった。
11「なんか……変」 「おかしいです、不気味です」 そんな中、馬車を降りてキュベロと話をしに行ったセカンドの背に向けて、グロリアが首を傾げながら呟く。
つまりこの洗脳は解くことに意味がある。
少し話を聞いてみます」 テントの組み立てを中断し、セカンドの元へと向かうキュベロ。 できるか?」 俺は左腕にミスリルバックラーを、右手にミスリルロングソードを装備して、そう問いかける。 世界一位の皇帝。
12皇帝への道には何も関係ないというのに、不思議だ。
たったそれだけで、あいつを喚ぶことになんの躊躇いもない。
元・世界1位の廃プレイヤーが、ネトゲそっくりの異世界へと生まれ変わる。 まさにだな。
主人公の、ゲーム的にこなしていく感じはゲーム廃人らしさが合って性格も流れも好ましいので今後に期待。
「ほら、喚んだぞ」 「ありがとう御座います。
【このレビューはネタバレを含みます】 めっちゃ面白い。 ウィンフィルドがどうかしたのか?」 「あやつが、我がセカンドへ、魔術をかけおった」 「魔術?」 「知っておろう。 何故急にそんなことを言い出したのか。
4とにかく解くことを前提とした洗脳だ。
それは皇帝となるために?」 「当たり前だろうが。
「如何いたしましたか?」 「彼、少し変」 「皇帝です、皇帝です」 「行程……? 旅の日程を気になさっているのですか?」 「違う。 「いや、いい。 むしろ帝国をぶっ壊そうとしていたはずだ。
20超展開ってやつだな。
洗脳魔術は如何にして解かれるのでしょうか?」 「勤勉だなキュベロ。
4 0 青山 あつ、面白い!面白そうなんで、原作読んだら面白かったから、きっかけになったコミカライズを手にしてみましたら、いい!!ゲームの説明が多いが、上級プレイヤーがやっているのを横で解説付きでみてる感じで楽しい!ここは生死がリアルにかかっていると言う臨場感。
いや、セカンドの口から出た単語が「キャスタル国王」であったなら、グロリアもここまでの反応は示さなかっただろう。
・この商品は電子書籍です。 どうせお前を召喚したら明るみに出る洗脳だったら、洗脳だけが目的じゃないだろう。 「ところでセカンド様。
12だからこそ、尚のこと怪しい。
帝国に関係する本を入手したのは、つい最近のことだろう。
と、俺は信じている。 一体どこから持ってきたのか、その本の表紙には「帝国の台頭と能力主義社会」と書かれている。 ひとまず皇帝になる、という話ならば納得はできた。
ああ、そういう。
たった一度の敗北も許されない。
セカンドが所持している本は、魔導書・スキル本・エロ本の三種のみ。
2ただ、言っている内容は、あまりにもかけ離れている。
俺はもう皇帝になりたくて堪らん」 「は、はあ……」 一見して、普段通りのセカンド。