私たち大阪弁護士会消費者保護委員会の有志は、被害者弁護団を結成し、2001年に5家族9名から依頼を受けて懲罰的慰謝料も含め総額約6800万円の賠償を求めて提訴した。 なお、この停電時の大樹工場での製造工程を (注4)に示します。 今回の食中毒事件の舞台は大阪であったが、そのエンテロトキシンは北海道の大樹工場で産生されたもので、大樹工場長にエンテロトキシンの知識がなかったことが最大の原因であった。
1【背景】 「乳業業界は衛生管理のトップランナー」雪印乳業の集団食中毒事件が起きるまで、業界はこう自負していた。
大阪市は雪印乳業大阪工場を無期営業禁止処分として工場は閉鎖された。
類似の食中毒事例の再発を防止するため、 衛生基準の策定、HACCPの導入等の措置を講ずる。 また大阪府警が業務上過失傷害の疑いで捜査を開始。
1なかには、公的組織への天下りトップが私の目の前で 「コンプライアンス、コンプライアンスと言っているばかりでは売り上げが伸びない」 と言い放ったことがある。
(その後、操業再開されることはなく、3月末に閉鎖された。
休業損害については、女子労働者65歳以上の平均賃金の7割を基礎収入とし、入院期間211日については100%の労働能力の喪失、入院期間を除く寛解までの1146日については20%の限度で労働能力の喪失を認定した。
具体的にこの大樹工場がどの程度の衛生水準だったかまでは分かりませんが、おそらくは標準以上の衛生管理が行われていたことと思われます。
脚注 [ ]. 現場の危機管理意識の欠如 停電時マニュアルなし。 0ngのエンテロトキシンAが検出された。 その脱脂粉乳に黄色ブドウ球菌が産生する(エンテロトキシン)が含まれていたことが原因でした。
その脱脂粉乳に黄色ブドウ球菌が産生する毒素(エンテロトキシン)が含まれていたことが原因だった。
最初のミスは、被害の兆候を「通常の苦情、問い合わせ」と判断したこと、集団食中毒に発展するという意識は全くなかった。
工場は同日分の脱脂粉乳に細菌が異常繁殖していることを4月3日に把握したが、製造課長は叱責を恐れてこれを隠蔽。 また、乳業以外の食品メーカーでも衛生管理をめぐる不祥事が明るみに出たり、やなどをはじめとした食品への異物(やなど)が混入する騒ぎなど、食品業界全体のに大きな影響を与えた。 - 失敗知識データベース• これにより、事業会社としての雪印メグミルクが発足しました。
10被害者が訴えた症状は、 下痢や嘔吐、腹痛で全体的に比較的軽い症状だったが、入院することになった 重傷者もいました。
その結果雪印グループは、乳業トップ・食品業界でも屈指の巨大企業グループに登り詰めた。
7月11日、雪印は全国21工場の乳製品の生産を停止しました。
雪印乳業というトップ企業が「返品された牛乳を日常的に再利用」していたのだった。
マニュアルが守られない。 事件は2002年(平成14年)1月23日の朝日、毎日両新聞の報道で表面化しました。 (2) 製造されたの細菌数が同社の安全基準を上回り、本来廃棄処分すべきにもかかわらず「加熱殺菌すれば安全」と判断し、細菌数が規格を上回った製品を原料に再利用し、新たにを製造、大阪工場に出荷した。
高温のままパイプ内に滞留していた牛乳は廃棄されず、貯乳タンクに貯乳され、脱脂粉乳の製造に使用された。
このためが増殖、毒素のエンテロトキシンAが大量に生成された。