・梅雨の晴れ間の一日ですが、本格的な夏を感じさせる暑さですね。 動画投稿日: 2010-04-12 時間:09:53:31. 二人の情愛こまやかな贈答歌群は貞心尼が編んだ『はちすの露』に残されている。 シヌギはシノギに同じ(当時の万葉訓読法に拠ってノをヌとしている)。
20雪の中の雁を詠んだ良寛の歌では「ひさかたの雲居をわたる雁がねも羽しろたへに雪や降るらむ」も忘れ難い一首。
寂しい孤独の生活をしてゐるのを、『ひとり遊び』と云つたものである」(茂吉「良寛和尚の歌」)。
あしびきの 国上 くがみ の山を今もかも鳴きて越ゆらむ山ほととぎす 【通釈】国上の山をまさに今鳴いて越えてゆくのだろう、山ほととぎすよ。
20雲が広がる。
晴れの日 備考 季節予報の予報文には「晴れの日」、「晴れる日」を用いる。
23件のビュー• 【補記】正月に酒などをくれた阿部定珍に贈った歌。 中身が詰まっているから重いのでなく、疲れ果てた身には袋だけでも重すぎるのだろう。 「青みわたり」は和歌にはあまり使われなかった語。
8【補記】盂蘭盆の夜に詠んだ歌。
京都で法要の列に加わった良寛は、その足で越後国に帰郷し、出雲崎を中心に乞食生活を続けた。
備考 (くもり)、(曇)とも書く。 鞠を「つく」ことに寄せて「あなたは永遠に尽きない御法を示しておられるのでしょう」と貞心尼が言って来たのに対し、鞠を繰り返しつくことに掛けて仏法の際限ないことを示し、良寛は貞心尼の問いを肯定したのであろう。
16あくる日はとくとひ来給ひければ 貞心 歌や詠まむ手毬やつかむ野にや出でむ君がまにまになして遊ばむ 【通釈】歌を詠みましょうか。
* いざここにわが身は老いむあしびきの国上の山の松の下いほ 〔はちすの露〕 【通釈】さあ、ここに住居を定めて、老いてゆく我が余生を過ごそう。
【補記】秋にはきっと逢おうとの約束も果たせぬまま、良寛の病は癒えず、冬になると庵に閉じ籠るばかりだった。 大荒れ 暴風警報級の強い風が吹き、一般には雨または雪などを伴った状態。
6八句雑体歌。
【鑑賞】「この歌は『青みわたりぬ』で緊まつた。
そののちはとかく御ここちさはやぎ給はず、冬になりてはただ御庵にのみこもらせ給ひて、人に 対面 たいめ もむつかしとて、うちより戸さしかためてものし給へるよし人の語りければ、せうそこ奉るとて 貞心 そのままになほたへしのべ今更にしばしの夢をいとふなよ君 【通釈】そのままでなお耐え忍んで下さい。 『霞立つ天の河原に君待つといゆきかへるに裳の裾ぬれぬ』(万葉巻八、一五二七)、『君がため山田の沢にゑぐ摘むと雪解の水に裳の裾ぬれぬ』(巻十、一八三九)等の結句を応用してゐるが、『子供らと山路たどれば』につづけたので、新しくなつた」(茂吉「良寛和尚の歌」)。 …此歌の結句ほど利いてゐる、換言すれば一首に響きわたる結句は甚だ希有である事を発見してゐるゆゑに、此歌を誦する毎に此結句を涙を流して恭敬するのである。
8秋の雨の晴れまに出でて子どもらと山路たどれば 裳 も のすそ濡れぬ 【通釈】秋の雨の晴れ間に出かけて、子供らと山道を辿っていると、裳の裾が濡れてしまった。
「万葉調中の良寛調として完璧に渾熟してゐる」(吉野版良寛集)。
あ、何も調べるまでもない? いえいえ、もうひとつ知られていない意味があるんですよ。 家までの道のりはなお遠いし、かついでいる頭陀袋は重い。
秋に、移動性高気圧におおわれるなどして、空気が乾燥し、気温も快適な晴天の場合に用いることが多い。
墨染のわが衣手のひろくありせば 世の中の貧しき人を蔽はましものを 【通釈】私の僧衣の袖が広くあったならば、世の中の貧しい人を庇護しようものを。